アンテナ
Nokko*
銀の月がさそり座宮に入る
忘れないでその熱い胸の中
そして2人はかわらの屋根の上で
ウサギのように
トウモロコシを食べる
たてたひざに夏の風が吹いて
いつもの路地に宇宙を感じる
金の星がカニ座にウィンクする
少年の目に少女はほほえむでしょう
ある日2人は山の奥へドライブ
秘密の場所で約束をかわす
好きさ、好きよ、木立ちがさわいで
裸の足が地球にふれた
木星から土星の影が消える
出会ったのはきっと遠い遠い未来
Baby, あえない夜でも Baby,
星座はめぐる よそ見をしないで
しし座にわたしは衝突しそうよ
太陽からやぎ座へのメッセージ
ふみだすなら今しかないわBaby,
なのに2人はケンカも絶えない
いつものコンビニ、
いつもとちがう2人
右と左、選ぶものがなくて
無口な言葉がバー・コードになる
流星が海に落ち、涙の味になった
やぶりすてた雑誌の星占い
おどろく彼に駆けよりキスした
数字は言葉になる
言葉は永遠になる
好きさ、好きよ、空気がふるえて
まっ白い息が地球ではねた
ずっと宇宙が見てた
ずっと永遠が待っていた