最低な朝と名付けたのは (Saitei na Asa to Nazuketa no wa)
Rie Otsuka
本気で泣いた
今日こそが始まり
皆と同じ笑顔作れずに
写真の端 切り捨てた あの頃
変わりたくて 変われなくて
認めたくて でも認められずに
疼きだした夢に気付かないフリして
最低な朝と名付けたのは
眩しすぎる陽が 怖くて 逃げたくて
本当は走り出したかった
心が求めるまま明日へ
本気で泣いた
今日こそが始まり
優しい声かけられるたびに
遠ざけてしまう そういう自分が憎い
傷つくこと 傷つけること
最初から全部摘み取ってしまえばと
生まれ来るはずだった感情たち
葬った
最低な朝と名付けたのに
眩しすぎる陽は 微笑むばかりで
本当は素直になりたかった
心が求めるぬくもり抱いて
わたしだけが
わたしを生きるんだから
呼吸が聞こえる
静かな風が
孤独な夜を受け止めた
もう目を背けない
最低な朝と名付けたのは
眩しすぎる陽が 怖くて 逃げたくて
最高の瞬間はここにはない
心閉ざしたままの世界には
本気で泣いた
今日の日が始まり