クサイモノだらけ
冷蔵庫に入れてたラムレーズンがないわ
半分だけ残して 食べるつもりだった
世の中には納得できないことばかりで
生きていることさえも嫌になって来るのよ
ラムレーズンひとつで ガタガタ言うなよって
デリカシーのないあんたなんか 死んでしまいなさい
気づいた時はここにいた
転がり込んだこの部屋は
暮らしやすかった でも
クサイモノ 蓋してた
愛が腐りかけてる臭いや
見たくない現実とか
嘘だらけの思い出らしきもの
窓開けて ぶちまけよう
クサイモノだらけ
綺麗事をどんなに並べてみたところで
歳を取りゃ誠意のないバッタもんとわかるよ
そう あんたにとってはどうでもいいことでも
アタシにとっては命よりも大切なものなんだ
機嫌が悪く思ったら
一晩抱けばいいなんて
浅はかな男 ほら
クサイモノ 蓋するか?
ちゃんと確認もしないくせに
想像のしあわせとか
理想だけじゃ仕分けできないもの
誰だって隠してる
クサイモノだらけ
そろそろ別れるしかないか
愛想が尽きた関係は
捨ててしまいたい もう
クサイモノ 蓋してた
誰も美しい世界にいたい
そう願う身勝手さに
愛されても付き合いきれないよ
あんたこそ 一番の
クサイモノだった