だらしない愛し方
包帯をしている あたしの手首は
恋した数だけ印がある
「昨日 言った言葉を 今日 覚えているとは限らない」
「気の抜けたコーラは 一度別れた男とのキスみたいな味がする」
「ねえ 喧嘩するなら 高架線の下で電車が通った時にしようよ」
なんて サイテー
ペラペラ喋り過ぎて
自分のことが嫌いになる
こう見えて あの頃はね
無口だったんだよ
だらしない愛し方で
自分を傷つけた
どうでもいいプライドのせいで
だらしない許し方で
今でも生きている
後悔なんて無縁でごめん (na na na na na na)
Tシャツを脱げない 乳房に残した
別れた男の未練のキスマーク
「いつか見た夢の続きは もう打ち切りらしいし」
「ベッドに寝転がった時に見える天井の模様に何か意味があるのかな」
「そう土砂降りの雨にずぶ濡れになる機会を待っているんだ」
1人 呟く
世の中 面倒だから
他人のことは無視しようか
いつだって 自分勝手
死んだっていいんだ
だらしない別れ方で
誰かがあきれてる
思いつきの感情のせいで
情けない悔やみ方で
生涯 負け犬だ
それでも愛に舌打ちしてる
だらしない愛し方で
自分を傷つけた
どうでもいいプライドのせいで
だらしない忘れ方で
余計に落ちて行く
満身創痍もあたしの人生 (na na na na na na)