踊り子
Kozo Murashita
答えを出さずに
いつまでも暮らせない
バス通り裏の路地
行き止まりの恋だから
何処かに行きたい
林檎の花が咲いてる
暖かい所なら 何処へでも行く
つまさきで立ったまま
君を愛してきた
南向きの窓から 見ていた空が
踊り出す くるくると
軽いめまいの後
写真をばらまいたように
心が乱れる
表紙のとれてる愛だから
かくしあい
ボロボロの台詞だけ
語り合う日々が続き
坂道を駆ける子供達のようだった
倒れそうなまま二人 走っていたね
つまさきで立ったまま
僕を愛してきた
狭い舞台の上で ふらつく踊り子
愛してる 愛せない
言葉をかえながら
かけひきだけの愛は
見えなくなってゆく
つまさきで立ったまま
二人愛してきた
狭い舞台の上で ふらつく踊り子
若すぎたそれだけが
すべての答えだと
涙をこらえたまま
つまさき立ちの恋
ラララ...
ラララ...