曇りの空に君が消えた (Kumori no Sora ni Kimi ga Kieta)
安藤裕子 (Yuko Ando)
安藤裕子「曇りの空に君が消えた」歌詞
小さくて散れ散れでもう形もない
涙の跡ぐんぐん蜃気楼になっていく
雲のように膨らんだ小さな涙は
君のようになってさ
僕を呼んでる気がして
「夢でなら会えない?」だなんて
バカだな
一度だけでも話をさせてよ
忘れるから
もう一度
時計の針を指で戻せば君は僕の横で笑うの?
心の奥に君が刺さったままで
今もずっと抜けないよ
くるくると君の影漂い続ける
掴めないままで僕の周りを舞う
透き通る君が今僕に抱きついた
からかってるのかい?
手の中は空の宇宙
「夢でだけ会えたら」だなんて
嘘だよ
一度だけでも抱きしめさせてよ
忘れないよ
例えば
時計の針が過去に戻って君を攫ってきても
僕らが同じ未来を進むのならば
きっと意味なんてない解るのに
開く窓から雲が逃げていく楽しそうに飛んで
僕に笑いかけて手を振るみたいに空に消えてく
あと少しこのままでいい?
時計の針を先に進めて僕も追いつけたらいいのに
心の奥の君が笑ったままで
今もずっと動けない