Sirius
Megri, Nika Lenz
ごめんね ありがとう
声にしてみても
届かない 戻らない
あの日の僕らは
悴む手 繋いで
朝に怯えて震えていた
Ah
失くさないで と
消えないで と願っても
色褪せてゆく 記憶の欠片
抱きしめ 眠るよ
「逢いたい」
ただ 願うほどに
目を閉じて醒めない夢の中
いつかの君を探してる
僕はまだ あの夜をひとり
歩こう
呼吸も 温度も
失くした世界に
約束は今も 美しいままで
夜空に咲いている
君の声だけ 聞こえないよ
Ah
ここにいるのに
叫ぶのに 夜はまた
隠してしまう
やさしい嘘で
包んで 溶かして
「またあした」も
言えないまま
彼方へとゆく君を想うよ
もう一度だけ笑いかけて
きっとまたそれだけで 僕は
止まっていた
季節がほどけるように
やがて 夜は明けるから
動き出す 時間がふたりを別つ
遠く離れても
心は 繋げて
「さよなら」
こぼれた涙は
君がゆく あの空を飾るよ
迷わないように
輝いていて
いつだって 忘れない君を
想うよ 明日も
歌うよ 未来を
「逢いたい」
願うほどに
僕ら まためぐり合う日まで
おやすみ