Moil
思い出すのは砂を噛む様な 茹だった焦燥と幼い白昼夢の続き
今となってはあの感触も笑えるほど
するり 手からこぼれてしまった
故に永遠に無垢を望み
雲間にまた目が向くのは何故
大人になった 大人になってしまったみたいだ
左様なら 違う世界に交わる 雲にでもなりたい
明日がいつか 記憶になって 些細な言葉になる前に
今 募るこの想いを あなたへと伝えたい
どんな形で どんな言葉で
どんな明かりで照らせば
どんな形で どんな言葉で
どんな明かりで照らせば
「あなた無しでは意味がない」など感情は盲目だ 尚更また膨らむ欠落
生きていく度 より鮮明に
胸の底で別れが育つ様な気がした
故に懸命に腕を伸ばし
身勝手な光を追うのは何故
大人になった 大人になってしまったみたいだ
左様なら 日々の中で揺蕩う 風にでもなりたい
心がいつか 飾りになって 安い空夢になる前に
今 募るこの想いを あなたへと伝えたい
夕凪に世界が身勝手に沈んでも
もう決して目を逸らしはしないだろう
輪郭は段々と曖昧に変わっていく
その様すら愛していたいんだ
大人になった 大人になってしまったみたいだ
左様なら 違う世界に交わる 雲にでもなりたい
明日がいつか 記憶になって 些細な言葉になる前に
今 募るこの想いを あなたへと伝えたいんだ
どんな形で どんな言葉で
どんな明かりで照らせば
どんな形で どんな言葉で
どんな明かりで照らせば