冬の終わり
圭 野口
冬の終わりのやけに寒いこんな日
いつまでも君のこと考えてる
自分勝手に伝えたかったことを
浮かべては後悔ばかりしたりで
とても上品な言葉だけじゃ
全部言い切れやしないけれど
あきらめつかないめめしい気持ちが
あるのは本当のことだから
馬鹿にされてもいい
笑うなら笑えばいい
僕は君を忘れない
お人好しかな今も君が元気で
いるかなんて
そんなこと気にしている
君をひきずっていることに
なぜか安心したりするよ
ただの妄想が二人結んでる
これが最後の繋がりだから
くだらなくてもいい
何も産まなくてもいい
今も君に溺れたい
冬の終わり寒さが増した
君がいないせいだろう
腕に絡み甘えてた暖かさ
まだ覚えてるこれからもずっと
冬の終わりのやけに寒いこんな日
いつまでも君のこと考えてる