眼差しサヨナラ
akimoto yasushi
小雨が降る街は
無口だね
僕らは愛に寄り添う
傘もなく
別れ際に
見つめ合うだけだった
眼差しサヨナラ
言えたらいいのに
君の涙
放っては行けない
今
心が雨に濡れ
重くなる
辺りの色が消えてく
モノクローム
僕は君に
何をしてあげられる?
眼差しサヨナラ
言えたらいいのに
やさしさとは
強さのことと知った
2人の時間を
止めちゃいけないね
これ以上は
悲しみ増すだけ
引き延ばした
思い出が
君のことを
傷つけてしまうだろう
ごめんね、サヨナラ
声には出さずに
この唇
動いて
ごめんね、サヨナラ
僕が悪いんだ
凭(もた)れる肩
受け止め
君を抱いた
眼差しサヨナラ
言えたらいいのに
止まない雨
2人は
ただ濡れてた