愛されるために
康 秋元
シェードの隙間
溢れ出す
夜明け色の光たち
脱ぎ捨てられた
洋服が
床の上に
散らばってる
一時(いっとき)の感情が
過ぎた後で
想う
愛されるために
私は生まれて
隣で眠ってる
愛されるために
あなたと巡り逢い
求めた
腕の中
心はいつも
迷い道
愛の在りか 探してた
体が触れた
ぬくもりが
地図のように
導いてる
この夢が続くなら
瞳(め)を閉じたまま
生きる
愛される意味を
私は知ったの
もう 1人じゃないわ
愛される意味を
あなたに教えられ
頷く
長い夜
見つめ合うこの時間
針を止めて
永久(とわ)に...
愛されるために
私は生まれて
隣で眠ってる
愛されるために
あなたと巡り逢い
求めた
腕の中
頷く
長い夜