Lighthouse
kobayashi takeshi
船はいま 水蒸気立ってる
霧の奥へと 滑る
あなたに 向かって吹いてた
風を感じたのは
いつからだった? 本当をいえば
はじめて出会った時
そうまるで花火が輝くみたいに
それは夜の海を照らしていた
水面には ただ 燃えさかる 光
花火が終わってしまった後で
その煙が消えてしまう前に
あなたは わたしの手を 取った
この海は 果てしない旅に
繋がっている いま
小さな船が 並んでいる
光に帆を張って
そう今日から新しく生まれて
そう今日から新しく生きていけるよ
そんな日は
もう来ないかもしれないって
思ってた
この地球に生きている限り
儚い運命はついてくるかも
しれないけれど
二人で 見届ける ...
今日から新しく生まれて
今日から新しく生きていこうよ
燈台の灯が照らす 海を