Chiisana uta
Yoshinori Ohashi
旅立つあなたに
この小さな歌を贈る
時には ねえ 思い出して
私はあなたのそばにいる
目を開いて
息を深く吸って
さぁ歩きだすのよ
何も怖くはないわ
だれもがひとりでは
生きてゆけない
嵐の夜も
凍て付く冬の朝も
あなたの行く道に
あたたかな光が
差している
あなたが目覚めて
暗闇の中に
沈んでいても
私は そう いつも通り
隣で一緒に歩いてる
忘れないで見えなくても
そばに
楽しかったね
ほんとに楽しかったよ
それだけどうしても
伝えたかったのよ
時は止まらず
流れてゆくけれど
小さなこの歌を
あなたのポケットに
しのばせて
ねぇ手を伸ばして
小鳥が来ているよ
菫色の小さな可愛い子だよ
時は止まらず
流れてゆくけれど
小さなこの歌を
あなたのポケットに
しのばせて