Dear
真 古屋
遠回りが続く理由(わけ)は
やっと少し繋げた手と手
握り返しうなずく君
恋人の面影めばえて
友達のまま過ぎた季節
長すぎたこと責めずに
残りわずかな時間だけを
感じていたいから
切なさは切なさのままで
やっと届いた思いだから
君と交わした光かかげ
恋の向こうへ歩いて行こう
夕映えかすむ駅のホーム
さみしげにほどく手のひら
かすか小指からんだのは
君のくれた約束と願う
手を振るよりも胸に当てた
こぼれ落ちないように
愛しさは愛しさのままで
離れるほどに向き合うけど
遠くなってく君を見つめ
まぶたの裏に映し込んだ
無限の言葉の中には
僕らを結べるもの無くて
確かな鼓動を消えない熱を
生きてる愛を見つめて
切なさは切なさのままで
やっと届いた思いだから
君と交わした光かかげ
絆感じて歩いてるよ
君の残した手の温もり
今は胸の奥にあるから
ふたり強く手を振り合おう
きっと約束は近くまで...