Thyme
Fuga Hatori, Kotoko
見慣れた窓辺に 優しく咲いた
出会い
流れてゆく水面の上 光の粒
どこへ行くの? 追いかけてみるけど
一所に留まる事
それもきっと大切と 日常の景色
抱きしめてみたくなった
君が煎れたコ一ヒ一
湯気にかすむ午後
柔らかな時間が 探していた宝物
気付いた今
「ほら 頑張れ 頑張れ」
優しい目に答える
小さな庭いっぱいに
笑顏の花を笑かせたい
こぼれた 淚は そよ風がさらってく
心に負けない夢と 君が居るから
大丈夫だね
「思いやってもどかしくて
余計なもの押し付けたり
すれ違ってしまうけど」
解りたくて 守りたくて
悔しいほど大切で 背伸びだとしても
諦めるなんて出来ないんだ
でそよぐハ一ブ
太陽をいっぱい浴びて
小さな葉を広げ
まだ見ぬ明日の空へ 育ってゆく
ほら 見ててね いつかは
このテ一ブルいっぱいに
描いた夢たちを並べて 君を招きたい
季節が 過ぎてく
香りに包まれた窓辺のテ一ブル越し
向かい合わせで 確かめてゆこう
水面の光浴びて 大きくなる雫
グラスを滑り落ち
透き通った未来の地圖を描いてゆく
緑の風 たたえた
その瞳に答えて
小さな庭いっぱいに
希望の花を笑かせよう
こぼれた 淚は そよ風がさらってく
心に負けない夢と 君が居るから
大丈夫 夢の匂い
目を閉じれば届くよ
笑顏紡ぎ合える僕らに
