未来線を上って
いつでも僕らは未来へ向かった
まやかしの道も照らされてる
過去がこんなに狂おしく愛おしいものだなんて
知らなかったから今まで
心ときめく目に映るもの
全ての事は僕らの世界で
やり残して途方に暮れて
叫んで引き裂いた未来地図だった
この道を行けば僕たちの不確かだったあの頃へ着けるはず
ひとつの時間を分け合えるはずもなく
お互いに手を離して知った
昨日は戻らない明日を拓くんだろう
若すぎる時は別れを知らずに
神の右手を弄ぶだろう
僕らが思うより世界はいつだってずっと
苦く切なく優しく
あの春を夏をあの秋冬を
最後にして離れていった
身も心も引き換えにして
叫んで飛び出した夜 風の匂い
どうしようもないくらい今切ない
あのどうしようもないほどの疾走感
未だに追うべきなのか決別か
決められない魔性の追体験
この手を離したらもっと見えるかなあ
この道を行けば僕たちの確かだったあの頃へ着けるはず
ひとつの時間を分け合えるはずもなく
互いに手を離して知った
昨日は戻らないきっと
明日を拓くんだろうずっと
静かな世界
時計の針
動かせられれば君と会えるんだろう