時計
時計はヒビ割れてた 僕らは時を止めた
叫ぶ声は小さくて今はもう聞こえて来ない
優しさは灰で覆われ曇る街を睨んでた
哀しみは常に溢れ誰も明日を語らない
Let me fly, Let me fly
虹色のバスに乗った みんな目を輝かせた
何者でもない僕らが夢を掴み取る気でいた
力づくで奪う者 嘘ばかりの愚か者
目にも止まらぬ速さで都会の色に染まってた
Let me fly, Let me fly
短い針と長い針はまるであの日々の僕らのようだ と
互いの歩む速さ違う けれど目指す明日は二人同じで
時計よ動き出して 哀しみ連れ去ってよ
時計よ動き出して あの笑顔を連れて来て
慰めは期待しない 誰の力も要らない
そんな私の何かが少しずつ変わっていった
それはきっと身近にある それはきっと誰にもある
今を生きる者達の傍らに必ずある
「愛だね」と君はきっと言っただろう
短い針と長い針が重なり合うその刹那にまた
いつか僕らは出会うだろう 全て許すような笑顔で
時計よ動き出して 哀しみ連れ去ってよ
時計よ動き出して あの笑顔を連れて来て