ヴィンテージ
Hiroaki Moteki
2000年超えて20年 30年の幕を閉じた新しい夏
今日に腰を据えるヘイトスピーチスピーカー
3分の1はあなたのため 3分の1は誰かのため
残りは自分のため その半分だけは生きるため
青くしかし満ちた小数点以下切り捨ての日々を綴れ
後ろに引っ張られて分が悪く生きている頃
慣れたくない自分と慣れなきゃならない自分
それに慣れてきた自分に決着をつけてきた
白茶けたコンクリート 引っ張られたエンドレスの白線
1人の力の限界はとっくに諦めたんだ
英雄が作り上げた地図の上を走れ もがけ 繋げ
落ちてきた星と 上がれないピエロの吹き溜まりへ
必死に浮き輪しがみつき 溺れながらバカになった羅針盤で
ようやくたどり着いたお前に用があるんだ
ブレた弱さ 豊かなれど孤独 心のペインキラー それも容赦なく
紙風船 追いかけて踊る陽炎
煙になって溶けた 雲の切れ間
さ迷った置き去りの道を帰ろう
間に合ったら向こうで そう覚悟を決めた
石の上にも3年 迎えた23年 3度目超えて5度目の正直
ボコボコになった故郷置き去りに てめえの宣伝に勤しんでる奴とは
1秒でも一緒に居たくねえ って何が本物か見極めろ
背景を感じながら主観でイってる奴らの中で
興奮をコントロールできる奴が1番強え世界で
直径12cmの円盤に全てをかけるバンドマンシップ
遠く見えたアイツの背中 今じゃ止まって見える
紙風船 押し上げて踊る陽炎
鏡になって解けた 嘘のかけら
さ迷った置き去りの道を帰ろう
間に合ったら向こうで そう覚悟を決めた