グラデーション・グラス
米米CLUB(権)
ワイン・グラスに沈む夕陽は
遠い記憶の海をそめてる
南の風に誘われて 昔昏の砂浜
あの頃の二人が走ってゆく
まるで変らぬ長い影を落とし
今でも
カフェ・テラスの白いテーブル
潮騒だけが歌う 夕暮れ
おきざりの恋は三度目の
思い出の summer time
抱きLめた君の甘い香りさえ
今も空しく
この胸に感じているのに
かたむけた時間は もう返らない
たとえ追いかけても
一人腰をおろす その隔で
君の面影
打ち寄せる波を見つめてる