一歩ずつの勇気 [Kit Kat Edition]

誰もいないドアを開けて
ため息部屋に招きいれた
変わりたいのに変われない日々
見つめては　うつむいてる
手に入れたものよりも
手放したものが多いことに
気づいた真夜中は
つぶれそうになってるけど
幼い日　空のその先に
手をのばし
ほしがってたものは何だったろう
月が満ちるたび
朝が注ぐたび
胸にこみあげる　未来の地図
あふれ出る涙
強くこらえながら
今も　届かずにさがしてる
繰り返す　同じ道
かわりばえない　日々の狭間で
あなたに告げられた言葉
不意に頬をなでる
「前を見てちゃんと歩いてる?」
その問いに　まだ今は
うなずけないけど
夜が明けるたび
新しい自分に
みんな本当は　生まれかわる
いつもの道でも
見つけられるものは
きっと　たくさん落ちてるはず

胸に溶けて行く
涙のかけらを
全部　飲み込んで　抱きしめたら
一歩ずつでもいい
明日へと踏み出せる勇気
やっと　生まれたように思える
波が寄せるたび
夜が明けるたび
ちょっと　生まれたように思える