シーサイドスリーピング
Kensuke Kita, Masafumi Goto
歩道橋の階段で 息を切らして
向いのバス停でドアは閉まって
君は走り去った 不満を吐き出して
地面を蹴飛ばして
虚しくなってしまったので
昼間からビールを呷ってしまう
銘柄はなんだって別によかった
夕べの諍いも泡で流す
運河沿いの公園で煙草ふかして
時化た日曜日
空っぽになってしまったので
止め処なく どこへでも漂って
潮風は吹き止んだまま
モノレールが緩やかに スロープを下る
賑やかな遊園地では
人々が鈴生りになって笑う
Lie down, down, down, down
眠り込んでしまいそうだ
潮風は吹き止んだまま
モノレールが緩やかに スロープを下る
賑やかな遊園地では
人々が鈴生りになって笑う