白に染めろ
Masafumi Gotoh, Takahiro Yamada
嫌になって放り出して
無駄になったことだって
手で拾って積み上げた
それだけが 此処に在ったのです
悲しくて泣き出した
その目はまるで少女
手で拭っても 涙が
ほろりとこぼれ落ちたのです
戸惑って 焦った顔になって彼は固まって
それだって この世界の要素のひとつ
彼女が泣いた理由にだって
日々の濁った怠惰にだって
僕の奥と奥で繋がったような匂い
誰かが持った悪意にだって
名も知らない街の夜にだって
ひどく塞ぎ込んだ君とだって
繋がって続いているのだろうか
それを調べてみよう
片道のバス 雨降りの匂い
子供達は小さな寝息を立てて
それを君が眺める顔も
世界の要素のひとつ
彼女が泣いた理由にだって
日々の濁った怠惰にだって
僕の奥と奥で繋がったような匂い
誰かが持った悪意にだって
名も知らない街の夜にだって
ひどく塞ぎ込んだ君とだって
繋がって続いているのだろう
Wow wow
そうだ 白く 白く塗ろう
そうだ 白く 白く塗ろう