青い蝶
Motohiro Hata
ちょっとだけ指に触れた
いや 触れてはいなかったのかも
どっちでもいいや まるで悪い夢の様
ねえ 今どこにいるんだろう
青い蝶の羽の色
鮮やかな虹色に光るってこと
それが本当の事かどうかなんて
まだ僕にもわかってないんだ
急な坂道 自転車で
思わず目をつぶりそうになるけれど
グッとこらえて 目を開ければ
広がるパノラマに見つけた 青い蝶
さぁ おいで つかまえに行こう
君も連れて行ってあげるよ
欲しかったもの 今度こそはって
ちぎれそうなくらいにこの手を伸ばしてみるんだ
目の前を通りすぎたモノ
僕が見過ごしてしまったモノ
絡まり合って 結び目の様に
一つずつ後悔に変わった
片手ハンドル ぐらついた
でも さらにペダル 踏み込んでやろう
転んでもいいや 転ぶくらいでいいや
過ぎ去った感傷に浸ってるのは もう嫌だ
手をのばしてつかまえるよ
君にも見せてあげるよ
欲しかったもの 見失うくらいなら
潰れてもいいくらいに握りしめるんだ
さぁ おいで つかまえに行こう
君も連れて行ってあげるよ
欲しかったもの 今度こそはって
ちぎれそうなくらいに この手を伸ばしてみるんだ
ちぎれそうなくらいに この手を伸ばしてみるよ