愛苦
彼方 朝水
信号の赤 止まるたびに
むさぼるような 激しいキス
「夢見たんだ
追われてたよ 君と」
逢える以外 自分じゃない
枕濡らし 日々か過ぎる
薬のない 病いだから こわい
愛のわがままに苦しんで
愛のぬくもりを引き連れて
逃げて... 逃げて... 逃げて...
唇が肌を引き裂いて
ため息の声が聞こえてる
抱いて... 抱いて... 抱いて...
ある日 電車見過ごすほど
僕のことを 考えてたと
「もういいんだよ
行くとこまで ふたり」
愛の責任に苦しんで
愛の賢沢を楽しんで
泣いて... 泣いて... 泣いて...
汚れても僕はかまわない
情熱と君を信じてる
抱いて... 抱いて... 抱いて...
現実の雨に叩かれて
欲望の海に流されて
君と 僕は 何処へ
嘘と真実に苦しんで
微笑みと月に癒される
濡れて... 濡れて... 濡れて...
愛の苛立ちに苦しんで
愛の自堕落に燃え上がる
抱いて... 抱いて... 抱いて...
君と離れるなんてできない
この命落とすことだから
生きて... 生きて... 生きて...