ひとりきり歩いてく帰り道で
Masaharu Fukuyama
手探りで求め合い
求め合ってすれちがう
やがて通り過ぎて行くなんて
会えない毎日に
ひとつずつ増えていった
かなえられない約束は
壁のカレンダーに
書き込まれたまま
行き場をなくし
捲られず 埃まみれ季節はずれ
ひとりきり歩いてく帰り道で
新しい微笑みをつくってみた
ひとりきり歩いてく帰り道は
もうさよならなんて言葉はいらない
子供達が駆けて行く
夕暮れの並木道で
僕はベンチに腰掛けて
戻れない日々のことや
居場所をなくしていた
楽しかった頃の思い出を
今になり掻き集め
気付くことばかり
どうして答えは
いつだって遅れながら
やってくるのか
ひとりきり歩いてく帰り道で
新しい微笑みをつくってみた
ひとりきり歩いてく帰り道は
もうさよならなんて
言葉はいらない
大切な瞬間は
素直になれずに嘘を繰り返し
本当の気持ちさえ言えなかった
ひとりきり歩いてく帰り道で
新しい微笑みをつくってみた
ひとりきり歩いてく帰り道は
もうさよならなんて言葉は
ひとりきり歩いてく帰り道で
新しい微笑みをつくってみた
ひとりきり歩いてく帰り道は
もうさよならなんて言葉はいらない