1991年のクリスマスソング
勝哉 古賀
ジングルベルに浮かれた街
家路を急ぐ人の流れに
逆らうように歩く
淋しいわけじゃないけれど独りさ
別れるために出逢うのなら
人は悲しい生き物だと
旅立つ僕の明日を
涙で君が曇らせた あの日から
君の嫌いな街で 僕は生きている
思い出が降り積もる 心の中に
もっともっとひたむきに
愛せばよかった
この雪のように
やっとやっと叶えても
君がいなければ
サクセスの値打ちもないさ
キャンドルライト滲む窓に
幸せそうな恋人たち
忘れることの出来ない
優しい君の眼差しが浮かんでも
一人さまようだけの
僕のクリスマス
手のひらで溶けてゆく
懺悔のかけら
もっともっとひたすらに
愛せばよかった
この雪のように
きっときっと抱きしめて
やれる夜なのに
この胸にもう帰らない
ただすべてが今は遅すぎたと
わかっているのに Ah
だから僕は振り向かず歩き続けよう
この道をずっと
いつか君に届くまで歌い続けよう
もう一度すべてを賭けて
この愛のすべてを賭けて