mizu-umi ~みずのこたえ~
shiba saki kou
夢が終わってしまう
波紋を壊す
離れてく対岸に
意識だけ置き去り
少しずつ失った
あのころの自分らしさ
押さえ続けたまま...
秋をまたいで
中途半端な冬迎えて
水に映す本音は
簡単にはかき消せない
あの曲を聞くたび
思い出すのは
柔らかなくちびると
冷えきった指先
記憶の中の2人
少しずつ溶け出してく
夜の雲の中に
冬を迎えて
通り過ぎてきた毎日を
そっと引き出せるように
また あの場所へ旅に出よう
水面揺らいだ
本当の自分を見つけた
思い移す明日は
明かり射す 湖のように...