ふれる
Jo Dongik, Daichi Soflan
どんなにも この手を
伸ばそうと届かなくて
でもそれは この手の
中にあって
「ありがとう」の温もりとか
「愛してる」の手触り
いつだって 確かにそっと
さわれないのに "ふれてる"
いつのまにか
君が僕へと くれていた
気づかぬうちに
僕からもそっと 渡せてるかな
かな
どんなにも この目を
凝らそうと見えやしなくて
でもそれは確かに
そばにあって
分かち合った 悲しみとか
共に笑った 時間
消えちゃって 過ぎ去ったって
見えなくても "ふれてる"
両の目閉じて
初めて見える ものがある
気づかぬうちに
通り過ぎてく あの光
いつの日にか
消えてくものが 教えてる
そう 心でしか
ふれられやしない ものがある
ある
ほら
どこかへと その手を
伸ばそうとするんじゃなくて
いつだって それらは
心(ここ)にあるよ