茶柱
Ichiro Yamaguchi
揺れてる茶柱
何となく
見つめて咳した
ひとりごと
子供の頃なら
ただ泣いてごまかせたのに
ずっと剥がせずにいた心の瘡蓋
ゆっくりとふやけて いつの間にか
消えてくれたら
揺れてる茶柱
何もいらないはずなのに
静かな言葉が何となく
伝わる気がした
暑い夜
重なる火花が
煙の中で揺れていた
ずっと変わらないと信じてた心は
ゆっくりと擦れては重ね塗り
傷は消えても
揺れてる茶柱
何もいらないはずなのに
君の夢も見たくないのに
揺れてる茶柱
何となく
見つめて咳した
ひとりごと
子供の頃なら
ただ泣いてごまかせたのに
ずっと剥がせずにいた心の瘡蓋
ゆっくりとふやけて いつの間にか
消えてくれたら
揺れてる茶柱
何もいらないはずなのに
静かな言葉が何となく
伝わる気がした
暑い夜
重なる火花が
煙の中で揺れていた
ずっと変わらないと信じてた心は
ゆっくりと擦れては重ね塗り
傷は消えても
揺れてる茶柱
何もいらないはずなのに
君の夢も見たくないのに
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2019 • 魚図鑑
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