純恋
詩音
薄暗い部屋の中
もどかしさだけ残しといて
聞こえなくなっていた
夢の話だけ置いてって
不器用でさ本当ごめんね
変わりたいと何度思ったか
傷つくよりも
傷つけてたって
いつもついてくる不安を
終わらないのは2人のせいね
あなたの意思の弱さのせいじゃない
追わないで追わないから
一人で抱えるものの方が小さいから
少しだけ冷えていた
指先まであたためて
キスをする時の
その右手だけはそのままで
不器用の盾で守ってた
向き合えなくて本当ごめんね
愛してるよってその言葉に
しがみついて離れられないの
変わらないのは2人のせいね
あなたの素直な性格のせいじゃない
止まらないで止まらないから
あなたが私の棘を抱きしめたから
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