ロマーシカ (Romashka)
今朝窓を開けた瞬間 気配が違う気がした
始めるなら今日しかない そう思ったんだ
海沿いを走る
南風に髪ほどいて 何にも縛られたくない
変わる、って難しいかな 私飛び込みたくて
新しい、ってすごく怖いな だけど知らないだけ
眩しい、ってかざす手のひら 焼けた半袖の跡
ぜんぶ同じはずなのに なにか昨日と違ってるの
覚悟して打ち明けたのに そんなことかと言われた
君がいてくれてよかった そう思ったんだ
砂浜へ誘う
ひとりよりもふたりでなら 転んでも笑ってもらえる
楽しい、って思わず言った 君に聞こえてたかな
走る、って久しぶりだな 靴が脱げそうになる
希望って目に見えるかな 私気付けるのかな
たぶんどこにでもあって みんな見慣れてしまってるの
昨日まであたりまえだったこと
もう一度ひとつずつ驚きたくて
できる、って君が言うから そんな気がしてくるんだ
君がいてくれてよかった 少し自由になる
きれい、って指差した空 遠く飛行機の音
ふしぎ 同じはずなのに なにか昨日と違ってるの