Tomorrow
TOKO
空に浮かぶ一つの雲を
何も思わず見つめていた
やけに空は透き通って
夏の終わりが近づいてる
頬をつたう感情は
過去に繋がる匂いがした
せわしく鳴く蝉の声は
心地が良くて気がまぎれた
すべり落ちた時間に
街は急ぐ夕暮れ
いつもと違う角を曲がり
私の知らない街を見たら
いつかの夢に出てきたような
淡い幸せが胸に響く
夕焼け空 影が伸びて
いつもと違う一人の時
昨日よりも暖かく
優しい風は夏の薫り
ひらり落ちた木の葉に
今の心重なる
あの日と違う雲のように
想いを揺らす風が吹く
いつも通りの帰り道も
何か違った色を見せる
愛の弱さを知ったとき
少し涙も零れたけど
立ち止まる事をやめたとき
限り無い明日が広がった
不意に溢れた笑顔の中
声にならない喜びも
確かに感じる事全て
進み出す勇気なの ありがとう