水彩銀河のクロニクル
Mafumafu
小さな箱庭からボクは
君の目にどう映るの
どう見えるの
寝静まる夜の中 毛布の包む中
広がる世界 ボクらの世界
流星に変えた火の鳥
空想 絵皿の街並み
何色を足して今日を描こう
闇夜に踊る星屑の雨
小天体にあぶれた涙
オールトの雲間でかくれんぼ
まださみしいから
彷徨い 微睡む夜に見つけた
水彩銀河のクロニクル
泣き虫を探して空を行こう
君がそうしてくれたように
ふわふわ 風に乗り
春まで寝過ごして
どこ見ているの 何しているの
氷上のパレードを越え
サンシェードで飛ぶ白雲
建て込む塔を吹き抜ける夜想
夢の溢れる泉へ行こう
左頬のリネアを辿ろう
指折り数えたあの日のこと
ボクは忘れない
大人になったら気づけない
小さな綻びが あの日の全てだった
背伸びして届いた 片道の扉に
何回も ボクは何度も置き忘れていく
闇夜に踊る星屑の雨
ねえ 君に出会えてよかった
オールトの雲から飛び出そう
もう泣かないから
今日この日をもって終わりにしよう
ボクと君だけのクロニクル
泣き虫を探して空を行こう
君がそうしてくれたように
もう一度 君に会えるかなあ