ふたりぼっち
Mafumafu
ああ 砂場に描いた
未来と違うけど
笑われ者 慰み者
ボクら名を持てたのだ
投げつけられた 石の数だけ
今日も何かを疑ってきた
優しさもおかえりも
どよめきに聞き違う
ああ
もしもひとりぼっちなら
ボクとふたりぼっちだよ
もしも泣きたくなったなら
ボクもそばで泣かせておくれ
こんな忌み物の身体
でもね 誰よりも近く
貴方のそばにいられるから
ボクとふたりぼっちしよう
ああ 確かに芽生えた
禁忌となった恋慕は 何処に隠そう
何を隠そう ただの人影なのだ
影には影が無いように
ボクは誰に愛され 抱かれもしない
こんな両腕だけが
貴方の傷をわかるんだ
だからひとりぼっちなら
ボクとふたりぼっちだよ
もしも消えたくなったなら
ボクが此処で見つけてあげる
こんな忌み物の身体
でもね 誰よりも近く
貴方のそばにいられるなら
ボクは歌うよ ボクは歌うよ
夕焼けの窓 終わる影踏み
宵闇の空 何処に隠れよう
貴方に呼ばれるまで
ボクはひとりぼっちするよ