真昼の月
たか子 松
ペダルをこいでく
速さがつのるほど
君へのこの想いは 遠く遠くなるよ
その笑顔 風にそよぐ髪も
真昼の月へと 消えていったのか
君が好きと 僕は言えない
あぁ また 時は過ぎて
西の空へ 見知らぬ鳥が
僕を笑って とびたってゆく
もし君が涙を こらえていたのなら
僕にはどんな術が
あるというのだろう
伝えきれない 言葉あふれ
真昼の月へと 消えていったのか
君が好きと 僕は言えない
あぁ また 朝がくるよ
想うほどに 月は輝く
君よ幸せに 微笑んでいて