オリーブの午后
Eiichi Ootaki, Takashi Matsumoto
青い葡萄を口に投げ入れたら
海に浮かぶ岬まで走ろう
これで二人きり
うるさい奴等をまいて
君は葉陰で水着に着換えるし
灼けた肌を太陽が見てるよ
夏の妖精が ビーチへ駆けおりてゆく
いい景色だね
泳ぎ疲れたら
海の見渡せる丘で
ちょっと うたたね
オリーブの樹にもたれたら
空を見ながら うとうとと
何もいらないよ
君が横にいればいい
丘の斜面には
ライムの花とクローバー
時を抱き寄せて
海はコバルトに光り 君を照らした
何もいらないよ
君がそばにいればいい
丘の斜面には
ライムの花とクローバー
雲の帆船が空をゆっくりと滑る
君の寝顔にみとれてもいいだろう