華
フミヤ 藤井, 美音子 藤島
寂しがりやの独り言が
ハミングになってゆく
子供が弾くピアノみたいに
おぼろげなメロディが
零れて音符になる
哀しい詩を唄いたい
すべてを涙に閉じ込めて
そう いつもいつもあの日々が
止まって見えるように
色あせぬ華のように
壁にもたれたマリオネット
繰り糸を見上げ
誰かが来るのをまっている
いつもひとりぼっちで
おどけた顔のままで
哀しい詩を唄ってる
誰にも聞こえない言葉で
そう 遠く遠くこの想い
風にまぎれてゆく
浅い華びらのように
哀しい詩を唄いたい
すべてを涙に閉じ込めて
そう いつもいつもあの日々が
止まって見えるように
色あせぬ華のように