さよならハリケーン
Yumi Matsutoya
泣き叫ぶ風の中を
海辺まで乗せて行って
横殴りの雨 顔にうけながら
あなたと高潮を見たいの すぐ
話したいことがあるの
いつからか覚悟してた
こわさを知らないあの頃のように
抱き上げて フェンス越えさせて
あなたはハリケーン いとしいハリケーン
私の胸を砕いていって
ひとことも口をきかず
思い出を数えだすわ
いっそ思いきり肩をゆさぶって
責めたらまた愛し合えるの
私はハリケーン 激しいハリケーン
何も残さずかけぬけて行く
さよならハリケーン 私のハリケーン
どこへ行こうとふり向かないで
あなたはハリケーン いとしいハリケーン
どこへ行こうと
さよならハリケーン 私のハリケーン
ふり向かないで
あなたはハリケーン いとしいハリケーン
どこへ行こうと
さよならハリケーン 私のハリケーン