まぶしい草野球
Yumi Matsutoya
風の外野席 手のひらかざして
青い背番号 たしかめてみる
エラーの名手に届けるランチは
クローバーの上 ころがしたまま
まだ季節浅く 逆もどりの天気もあるわ
やっと気づいてくれた その心の行方のように
寝坊できる休みの日にも
なぜあわててとんでゆくの
そんなに夢中にさせるもの のぞいてみたい
ちょっと高いフライ 雲に溶けてボールが消えた
今日はじめて見た あなたがまぶしい草野球
ちょっと高いフライ 雲に溶けてボールが消えた
今日はじめて見た あなたがまぶしい草野球