8月の日時計
Yumi Matsutoya
浜辺におりて ねころんだ8月の
高い波の音
砂に伸びてる ボトルの影 日時計
きみに届くころ
たった独りの心は カモメになって
眩しさに溶けだしてゆくよ
なぜここにいて いつまでこうしてるか
今は思わずに
移ろってゆく 陽差しの哀しさだけ
素肌にとどめて
たった独りの世界で寝顔を見てる
眩しげに眉よせるきみを
そばにいてもきけないこと 永遠がこわいから
腕をまわし 抱けないもの 果てしないこの空
いつか誰かを愛して気づくよ we're all alone
島にかかった雲はスローシャッター
瞬きしたとき
ひんやり鼻をくすぐる 上げ潮の粒
わけもない さよならの香り
そばにいても胸を満たす 流離のいざない
ふりむいても消えてしまう 微笑み追いかけて
いつか誰かを愛して気づくよ we're all alone
そばにいてもきけないこと 永遠がこわいから
腕をまわし 抱けないもの 果てしないこの空
いつか誰かを愛して気づくよ we're all alone