埠頭を渡る風
Yumi Matsutoya
青いとばりが 道の果てに続いてる
悲しい夜は 私をとなりに乗せて
街の灯りは 遠くなびく ほうき星
何もいわずに 私のそばにいて
埠頭を渡る 風を見たのは
いつか二人が ただの友達だった日ね
今のあなたは ひとり傷つき
忘れた景色 探しに ここへ来たの
もうそれ以上 もうそれ以上
やさしくなんて しなくていいのよ
いつでも強がる姿 うそになる
セメント積んだ 倉庫のかげで
ひざをかかえる あなたは急に幼い
だから短い キスをあげるよ
それは失くした 写真にするみたいに
もうそれ以上 もうそれ以上
やさしくなんて しなくていいのよ
いつでも強がる姿 好きだから
白いと息が 闇の中へ消えてゆく
こごえる夜は 私をとなりに乗せて
ゆるいカーブで あなたへたおれてみたら
何もきかずに 横顔で笑って
青いとばりが 道の果てに続いてる
悲しい夜は 私をとなりに乗せて
街の灯りは遠くなびく ほうき星
何もいわずに 私のそばにいて
ラララ ララララ ラララララララララララ