Hemisphere
和史 宮沢
消し炭色の年月
そっと残る熱が未来
辿り着いた地図の裏側
最果ての町
オリーブ色の歳月
その苦い味が追憶
戻りかけた汽船は沈む
花束浮かべ
くちづけが時を止めれば
愛憎が僕を裁く
残された時間さえも
二人の回想
シャンパン色の終末
そっと昇る泡は独白
腐りかけた皮膚と心が
夕映えを拒む
くちづけが罪を隠せば
背徳が僕を裁く
あがない続けることが
君への愛情
くちづけが時を止めれば
愛憎が僕を裁く
あがない続けたことも
君への愛
くちづけが罪を隠せば
背徳が僕を裁く
精一杯の君の笑顔は
僕への復讐