風
清志郎 忌野
いつだって風が吹いてるのさ
気がつけば今や風の中
向い風 冷たい風
追い風 情け無用
いつだって風が吹いてるのさ
それは誰にでも同じ事
風は誰にでも吹きつける
風向き変えられやしない
さっきだって 危なかったのさ
崖っぷちで 背中押されたから
叩く風 非情な風
煽る風 乱暴者
いつだって 風にさらされるさ
それは いつまでも 同じ事
風は どこまでも追ってくる
風向き変えられやしない
子供たちに冷たくされ
妻には罵られ
会社の女の尻にまで敷かれ
さらされるさ白い目に
白い白い目
それは誰にでも同じ事
風はどこまでも追ってくる
風向き変えられやしない
いつだって風が吹いてるのて
有名になったって同じ事を
甘い風 嘘っぱち
そよぐ風 うわっ面
どこへでも 風に運ばれるさ
それは 後から わかること
風は相変らず 吹きつける
風向き変えられやしない