花びら
清志郎 忌野
覚えてるかい Baby
暗い海を照らす あの月を
想い出しておくれよ
海を見降ろす あの部屋を
交した接吻を
たったひとつの光が
暗い海に浮かんで 揺れてた
想い出しておくれよ
この腕の中で にじんだ月を
交した約束を
花びらが 散る散る散る前の
詰めいて沁みる 冷たい空気
花びらが 匂う匂う匂う夜は
この胸を浸す 憂えに沈む
立っているのはひとり
暗い海を見降ろす 丘の上
夜風が窓をたたいて
月が忍び込む あの夜を
覚えてるかい Baby
暗い海に散る あの花びらを
交した微笑みを
Oh Baby
覚えてるかい