二人の夏
和正 小田
ねェ もう少し そばにおいで
君の声が きゝとれない
触れ合うほど 近く寄れば
言葉なんて もういらないから
君のほゝえみが さゝやいている
心 静かに かたむければ
重なる 手の中に 二人の夏
君の過去を きいたとしても
本気で 答えたりしないで
知らなければ 気になるけど
知りすぎれば 心が痛い
君のほゝえみが さゝやいている
心 静かに かたむければ
過ぎてゆく夏は こんなに哀しくて
見つめていたい だから君だけを
抱かれる 腕の中 二人の夏
夕陽を浴びて 重ねるくちびる
君のほゝえみが さゝやいている
心 静かに かたむければ
過ぎてゆく夏は こんなに哀しくて
見つめていたい だから君だけを
抱かれる 腕の中 二人の夏
そばに来て