彼女はいつも2度ベルを鳴らす
暢美 戸沢
Please Please Please
Please Please Please
I Wanna See You
Please Please
Step Into My Room
バスローブで沈む
ソファから夜を見た
孤独すぎると静けささえさわがしい
ナイト・スタンドつけて
ジンを飲むくらいしか
苦い欲望 まぎらわせるすべがない
素肌しか知らないから
何もかも知りたくなる
小さなクセや仕草だけじゃなくて
2度ベルを鳴らすひと
いつも 抱かれにくるだけのひと
こばめない いとしさの
やり場なくなりそうさ
2度ベルを鳴らすひと
なにか おびえてるみたいなひと
仕方なく せがむより
真珠みたいな月に いえてほしい
Please Please Please
I Wanna See You
Please Please
Step Into My Room
悪い女なのと 強がってみせるけど
髪をほどくと憂いまでもほどけたね
約束しないことに
僕だけが しばられてく
待つことしか出来ない 愛がとがる
2度ベルを鳴らすひと
いつも 抱かれにくるだけのひと
傷つけるつもりでも
会えば 傷つく僕さ
2度ベルを鳴らすひと
ほかに好きな男がいるひと
身がわりの反乱が
別れしかないことに 気づいている
苛立ちがマヒしてゆく
飲みほした グラス 置く
時計が今をきざむ 気配がする
2度ベルを鳴らすひと
いつも 抱かれにくるだけのひと
悲しみを ふたりして
生きる道具にしてる
今ベルを鳴らすひと
今日はしたたかな素振りのひと
つらい時 つらい顔
出来る女じゃないさ
2度ベルを鳴らすひと
いつも 抱かれにくるけど
NO NO NO
みんな たどりつく
愛をさがして迷う 子羊さ
