朝からごきげん
Shougo Hamada
白いベッドに残る甘いお前の香り
水色の風が窓の花散らすと
秋はもう すぐそこまでなんです
だから髪をほどくんだよね
粋な昔の唄 鏡に映しながら
亜麻色の瞳 何か言いたそうだな
窓の外は強い陽ざし
陽炎に都会は熔けてしまうよ
もう何も想わずに 何も言わないで
ただそっと見ていたい
ただそれだけさ
誰かが塀の向こうで
いかれた歌 うたうよ
「おれ達で終りの世代さ
あきらめな!」
穏やかな黄昏が舞い降りて
夕立 ぼくは待っている