あなたのすべて
oda kazumasa
まるで子供のように涙がこぼれた
切なくて切なくてひとり
去りゆくひと
こよなく信じていたのに
あのひとは ああ
私から消えていった
失くせるものはなくなればいい
愛せるものはなにもいらない
涙かれた頃
みどり色の季節を背中に
白い服に ああ
つつまれてあなたがいた
「そんな眼をして
何があったの」
あなたは手をとって
私をみつめていた
愛のはじまる日
私のことばをやさしく聞いてる
あなたのほほえみは甘いよろこび
ほら見えるだろう
風と光とあなたが心のままに
私のなかできらめいている
あなたのすべて
いま たぐいなきもの
風と光とあなたが心のままに
私のなかできらめいている
あなたのすべて
いま たぐいなきもの