命の真実 ミュージカル「林檎売りとカメムシ」
「君はあの時の」
「見えるんですか? 私の姿が」
「どうしてそんなことを言うんだい?」
「だって 私は」
あなたの瞳に映る私は どんな生き物?
人間 それとも 取るに足らない 虫でしょうか?
僕にはちゃんと見えてる 君の心が
姿かたちではない 命の真実
生きてる 生きてる
同じ世界に生まれた奇跡
生きてる 生きてる
いくつも悲しみ 乗り越えながら 今
めぐり逢えたことは 運命だ
未来はどこまでも続いてる
そんなに涙を流していたら 何も見えない
夜空に数多の 星があるのは 見上げるため
私だって見えてる 今はあなたが
小さすぎる自分に 勇気をくれたの
この愛 (僕らは) この愛 (互いに)
私を導く光のように (その手を伸ばして求め合ってた)
この愛 (見た目は) この愛 (違っても)
ちっぽけな存在 気づいてくれた 今 (思いやる気持ちは変わらない 今)
幸せに 生まれたその意味がわかったよ
「やっぱり 私はあなたとは」
「一緒に歩いてくれないか?」
「でも 歩幅が違うわ」
「僕が先に進んでしまったら 待ってるよ」
「あなたと出会って 私は変わった
人間も虫もみんな この大地で生きてる」
夜が明ければ どんな暗闇も消える
誰も平等に陽は照らすそれが 希望
生きてる 生きてる
同じ世界に生まれた奇跡
生きてる 生きてる
いくつも悲しみ 乗り越えながら 今
めぐり逢えたことは 運命だ
未来はどこまでも続いてる
「王子様 踏んでる 踏んでる」