五月雨の道
この道はあなたと来た道
きれいな鳥がやさしい声で...
思い出は無情よと
言い残し飛び立った...
疵(きず)しか残らないのが
この世の恋ですか...
五月雨(さみだれ)に濡れながら
紫陽花が色を変えて行く
淋しくてこわれそうです
生きてるあなたに
どうして会えないの...
この道に吐息を吹きかけ
あの日にもしも帰れるならば...
私から抱きしめて
もう二度と離さない...
疵(きず)しか残らなくても
しあわせが欲しいの
人生はまぼろしで
このからだ
空蝉(うつせみ)ならばと
五月雨(さみだれ)の
天(そら)を見上げる
生きてるあなたに
どうして会えないの...
疵(きず)しか残らないのが
この世の恋ですか...
五月雨(さみだれ)に濡れながら
紫陽花が色を変えて行く
淋しくてこわれそうです
生きてるあなたに
どうして会えないの...